がんばる妊婦さんのためのページ

こちらの写真をご覧ください。

       
上の写真は骨模型を、背中側ふとももから撮ったものです。(中央から下のパイプは関係ありません)

骨盤が中央にあります。

骨盤は、腸骨・坐骨・恥骨 の3つの骨が合わさって構成されています。

 左図は背中側から骨盤正面です。

問題となるのは、中央背骨、脊柱の下 腰椎を支えている 仙骨と、骨盤の1つ腸骨で関節を形成している
仙腸関節 だといわれています

仙腸関節は古来より、平面関節で可動性に乏しいと考えられてきました。
しかし、近年かなり可動性があると考えられています。

ここです。


妊婦さんの、体は お産をする準備に日に日に入っていきます。体内の準備も ヒト絨毛性ゴナトトロピンというホルモンが
活性化するといわれています。

そこで、肝心の「産道」の準備はどのようになるのでしょうか。

それでは、骨盤前面の恥骨側にまわります

 (中央のから下のパイプは関係ありません)

ここが、恥骨結合といい軟骨で出来ていて骨よりも可動性があります。
産道は、この下です。


つまり、赤ちゃんが通ってくる準備として 恥骨結合の軟骨部分を中心に左右に恥骨が広がってくると考えられています
恥骨が左右に広がるとどうでしょうか。背部後面に戻ってみましょう。


恥骨が左右に広がると、坐骨や腸骨を介して仙腸関節が支点となり仙腸関節そのものに負担がかかってきます。

妊娠中や産後にいわゆる腰や腰の下の骨盤付近が痛みを起こすのは、

この、仙骨と腸骨、及びその上の腰椎付近の骨と 軟部組織(主に筋肉)のバランスが崩れ、柔軟に
各機能が動いていないからです。

無事に出産が終えたとして 産後は、今度は逆に恥骨結合側に、徐々に妊娠前の体型に戻ろうとします。
力学的にはこの方向に力が加わります。

ここで、問題がでてきます。 それは赤矢印の方向に加わる力が非常に強く仙腸関節がゆるゆるにゆるんでしまうからです。

私の鍼灸整骨院では、産科医師、内科医師同意の下 妊婦さんにおける 「逆子」 治療を鋭意、鍼灸施術をしており
多くの妊婦さんをみています。

その中で、特に産後の腰痛症を訴えて来院される患者さんが現実、多いのです。

仙腸関節を、外から内にサポートする必要があります。

私の祖母は、助産師さんでした。

私は、妊婦の患者さんに 「産後の腰痛予防とかの指導はお聞きになりましたか?」と必ず問いかけます。

そして、それが無かった場合には 古来より伝わる 「晒」(サラシ)を 腰や骨盤に巻く方法を伝えて来ました。

良いことは、やはり 「言い伝え」 や 「おばあちゃんの知恵袋」 の中に多くあることは 皆様もご存知の通りでしょう。

現在では、忙しいママさんが 一人で 晒 を巻くことは非常に、難しいといえます。

そこで、しっかりしたマジックテープで簡単に巻ける骨盤ベルトが役にたつのです。
  


骨盤に巻いてみましょう!

 


実際の医療関係者の方は、結構立ち仕事が多く、白衣の下はこんな感じです(笑)


骨盤に巻く位置が大切です。骨標本で確認してみます。



ご覧の通り、腰ではなく 骨盤に巻くから意味があるのです。

通気性を良くする為に、小さな穴が開いています。ここも、ポイントです。

これで、背骨が乗っている骨盤を 周囲より、強力にサポートすることができます。

私も使っていて 安定感がすごくあります。午後は特に手放せません。

Yシャツ、その他 白いシャツの中に巻く方が多く、白1色のみです。

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